サラリーマンは「一番搾り」?
=======================
男もすなる不動産投資といふものを
女もしてみむとてするなり
=======================
―――――――――――――――――――――――
☆2019年9月23日発行
―――――――――――――――――――――――
こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。
「小規模企業共済」について
かなり詳しく調べたのがこちらです。
「小規模企業共済編」
https://mailzou.com/get.php?R=86936&M=25048
ゆめたか大家の「今までの道のり」および
バックナンバーのまとめはこちらです。
http://bit.ly/yumetaka-history
ゆめたか大家は
経理・会計・税金ブログランキングに参加しています。
http://bit.ly/yumetaka-ranking
―――――――――――――――――――――――
■本文
―――――――――――――――――――――――
前々回は
ロバート・キヨサキさんの弊害3と題して
多くの大家さんは法人化が早すぎる事を書きました。
http://yumetaka365.blog.fc2.com/blog-entry-445.html
前々回は、二重課税について書いたのですが
今回はもう1つ
法人化の弊害を書いてみようと思います。
それは「年金」についてです。
今回は、以下のような状況を設定します。
・サラリーマン大家である
AさんとBさんの2人が
不動産投資で脱サラした。
・2人とも不動産所得1000万円。
Aさんは法人、Bさんは個人で物件を買った。
この場合、Aさんは法人の所得1000万円を
個人の給与所得として受け取ると
年収882万円(社会保険料118万円)
のサラリーマンと同じく
所得税61万、住民税49万、復興税1万円で
1年間の手取りは653万円になります。
Bさんは個人の不動産所得が1000万円ですが
国民年金20万円、国民健康保険91万円で
また青色申告控除65万円があるので
1000-20-91-65=824万円が
課税対象となり
所得税126万、住民税82万
復興税3万、事業税36万で合計247万。
だから手取りは
1000-20-91-247=642万円です。
結果として
・Aさんの手取りは653万円
・Bさんの手取りは642万円
となり、ほとんど変わりません。
ところが、この話には続きがあります。
社会保険料は、厚生年金と健康保険がありますが
Aさんは給与所得者なので
70歳まで厚生年金保険料を払い
75歳まで健康保険料を払います。
https://hokenstory.com/kosei-nenkin-term-spouse/
https://www.sodan-lp.jp/column/money/detail/529100
ただし厚生年金のうち
基礎年金の部分(国民年金の部分)は
60歳で支払いが終了となります。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO44619120Q9A510C1PPE001/
そしてBさんは給与所得者ではなく
不動産賃貸業の自営業者なので
国民年金は60歳で支払いが終了します。
国民健康保険は75歳まで払います。
https://www.excite.co.jp/news/article/Allabout_480382/
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/faq/kurashi/1005234/1005252/1017435.html
だから60~70歳の間の10年間は
自営業者であるBさんは
国民年金は支払いが終わっているのに対して
給与所得者であるAさんは
厚生年金の上乗せ分として
を払わないといけないのです。
健康保険料については
60~75歳までは
自営業者であるBさんは毎年91万円
給与所得者であるAさんは毎年104万円
(会社と個人で52万円ずつ)
という計算になりました。
だから健康保険料については
AさんもBさんもあまり変わらないのですが
年金保険料については
自営業であるBさんは
支払いが終わっているのに対し
給与所得者であるAさんは
60~70歳の間も
厚生年金保険料の分として
毎年112万円(会社と個人で56万円ずつ)
の支払いが必要なのでした。
でも厚生年金は
たくさん支払えば
それだけたくさんもらえる仕組みです。
ところが!
60歳以降も給料をもらっていると
受け取る年金は減額になるのです!
http://nedan.ja-kyosai.or.jp/column/20190131_aged_no23.html
この年金の減額幅は年齢や給料によって異なり
また厚生年金は加入期間によっても受取額が変わり
さらに平成15年に制度が変わりましたので
計算が難しいのですが
Aさんは年収882万円の給与所得者なので
月収は882÷12=74万円です。
すると私の計算では
・60~64歳は減額が大きく
厚生年金の受け取りは間違いなくゼロ。
・65~69歳も減額が大きく
厚生年金の受け取りはおそらくゼロ。
だと思いました。
それでも国民年金は受け取れるのですが
それでは厚生年金の保険料を払ってきた
意味がないというものです。
60歳まではAさんもBさんも
支払う保険料と税金の合計はほぼ同じでした。
しかし給与所得者であるAさんは
60~70歳の間
毎年112万円の厚生年金を払わされますが
(会社と個人で112÷2=56万円ずつなので
個人で毎月約5万円の支払い。)
受け取る年金はBさんと同じく国民年金だけであり
厚生年金は受け取れない。
という計算だったのでした。
そしてまた給与所得者は
会社の給料から社会保険料が
天引きされる仕組みになっているのですが
負担が会社と個人で半々なので
給与明細を見ても
搾り取られている事に気が付かない人が多いのです。
このシステムを「搾取」と呼ぶ人もいます。
「すでに給料の30%を搾取されている社会保険料」
https://note.mu/yukimama/n/n6d04188f7022
今回は
給与所得者は自営業者に比べて
10年長く年金保険料を納めさせらて
なおかつ受け取る年金は減額されるというシステムを
お伝えしました。
さらにもう1つ、つけ加えると
Bさんも脱サラするまでは
サラリーマン大家でしたので
脱サラするまでは給与所得者として
厚生年金を払っていた訳ですが
この支払った分は、どうなるのでしょうか?
実は年金受給額の減額は
給与所得者だけであり
不動産所得は関係ないので
年金は減額にならないのだそうです!
https://www.rals.co.jp/invest/column/finance/pension/
だからBさんは
サラリーマン時代に支払った厚生年金が
無駄にならないのです。
つまりBさんは厚生年金も
減額なしで受け取れるのです!
以下のサイトで
1975年1月生まれの男性が
22歳から43歳までサラリーマンとして勤務すると
厚生年金は年60万円(月5万円)受け取れる
という計算になりましたが
Bさんはこれを減額なしで受け取れるのです。
(税金はかかりますが。)
http://second.adg7.com/nenkin.php
今回の結果をまとめます。
・法人で不動産を購入して
法人から給料をもらうAさん(年収882万円)は
60~70歳の間も厚生年金保険料として
毎月5万円(会社の分も合わせれば月10万円)
を支払う必要はあり
厚生年金は減額のため受け取れない。
・個人で不動産を購入して
不動産所得1000万円の
自営業の専業大家であるBさんは
厚生年金保険料を支払う必要がなく
サラリーマン時代に支払った厚生年金のため
厚生年金として、月5万円を受け取れる。
Aさん(および法人)の支払った分は経費になり
Bさんの受け取った分には
税金がかかってくるのですが
Bさんの方が手取りが多い事は明らかです。
お父さん!
法人を起こして社長になって
不動産投資をして成功して脱サラして
いい気分になって「一番搾り」を飲んでませんか?
「国家財閥連合軍」の作成した
「年金徴収および配給システム」に従えば
「一番搾りやすい対象」かもですよ!
私の今回の年金や健康保険の計算は
どこかしら間違っているかもしれません。
また個人で物件を買い進めると
最終的には所得税と住民税だけでも
税率55%になりますので
不動産の規模が大きい場合は
法人化は本当に有効です。
とはいえ、実際に法人化を検討する際は
シミュレーションが必要だと思います。
今回は
給与所得者と自営業者の年金制度の違いを踏まえて
書いてみました。
ちなみに現在、政府は
厚生年金の適応拡大を検討しているそうです。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019092001035
これは要するに
多くの人を厚生年金に加入させ
厚生年金保険料を納めさせ
厚生年金の配給額は減らそう
という事だと思います。
最後は余計な事を書きましたが
皆様のご参考になれば幸いです。
―――――――――――――――――――――――
■情報紹介
―――――――――――――――――――――――
「年金受給額計算シミュレーション」
http://second.adg7.com/nenkin.php
このサイトはその名の通り
将来受け取れる年金を
シミュレーションするサイトです。
年齢や年収や勤続年数を入力すると
将来、受け取れるであろう年金を計算してくれます。
国民年金と厚生年金に分けて
払った金額と受け取れる金額が表示されるので
その比較ができるのも、大変良いと思いました。
このサイトでシミュレーションをすると
数字以上の何かが見えてくるかもしれません。
―――――――――――――――――――――――
■永遠の名曲シリーズ
―――――――――――――――――――――――
https://www.youtube.com/watch?v=C56Xd7pNpGM
今回は本文で「社会保険料」について書きました。
給与所得者の場合、社会保険料は
会社と個人で半分ずつ負担する事になっており
サラリーマンは知らないうちに引かれていますので
「ミエナイチカラ」をご紹介する事にしました。
「夢ならあるはずだ あなたにも僕にでも
Oh 見つかりにくいだけだ 忙しすぎて。」
そうなんです。
サラリーマンは忙しくて
社会保険料のからくりに気が付かないんです。
「ミエナイチカラが 僕を今動かしてる
Oh その気になればいいよ
未来はそんなには暗くない。」
そうなんです。
ミエナイチカラが
サラリーマンの社会保険料を動かしているんです。
未来は暗いような気がします。
「ミエナイチカラで
誰もが強く繋がっている。」
でも社会保険料によって
労働者と高齢者が繋げられて
この社会が支えられているのですよね。
それにしても、いつもながら
訳がわからないほどかっこいいのが
Bzの魅力だと思います。
情熱とミステリアスさが入り混じったこの曲は
いつまでも伝え続けられる
永遠の名曲だと思います。
―――――――――――――――――――――――
■編集後記
―――――――――――――――――――――――
何かあったのか聞いてみたのですが
学校が始まって、体育で日に焼けたというのです。
たしかに夏休み中は暑くて
部屋の中にいる事が多くても
学校が始まったらそうはいきません。
下の子は「きつい~」と言いながら
頑張って体育の授業を受けているそうです。
昔から「子供は風の子」と言って
子供は寒さに強いことが言われていますが
下の子は暑さにも強いようです。
私が炎天下で日に焼けるまで運動したら
倒れてしまうと思うのですが
子供には強い子に育ってほしいと思いました。
―――――――――――――――――――――――
■おわりに
―――――――――――――――――――――――
最後までお読み頂きありがとうございました。
不動産関係は派手な情報が多いですが
私は初心者目線を
大切にして行きたいと思っています。
ご質問・ご感想をいただけましたら幸いです。
―――――――――――――――――――――――
男もすなる不動産投資といふものを
女もしてみむとてするなり
発行者 ゆめたか大家
ゆめたか大家の今までの道のり
http://bit.ly/yumetaka-history
まぐまぐメールマガジンの登録・解除
http://www.mag2.com/m/0001569235.html
エキスパートメールマガジンの登録・解除
https://sail-ex.jp/fx2485/regist1
ゆめたか大家のブログ
http://yumetaka365.blog.fc2.com/
ゆめたか大家のミクシー(お友達500人)
ゆめたか大家のフェイスブック(お友達1000人)
http://bit.ly/yumetaka-facebook
ゆめたか大家のツイッター(お友達1000人)
https://twitter.com/yumetaka367
お問い合わせ
http://bit.ly/yumetaka-inquiry
―――――――――――――――――――――――
- 関連記事
-
- サラリーマンは「一番搾り」?
- 複式簿記とキャッシュフロー・クワドラントの左右
- ロバート・キヨサキさんの弊害3
- ロバート・キヨサキさんの弊害2
- ロバート・キヨサキさんの弊害1
- No Tag




